利用者の家庭を看護師が訪問し、看護サービスを行ないます。具体的には、血圧や体温測定などの状態観察、医師の指示にもとづく療養上の指導などです。介護保険の居宅サービスはもとより、医療保険にもあるサービスです。
訪問看護を提供する事業所。看護師や保健師が医師と連携して在宅の患者の健康チェックや療養指導を行ないます。
要介護・要支援認定の一次判定の際、被保険者の自宅を訪問して、心身の状態や生活環境などを調査する人のことです。認定調査員ともいいます。
利用者の自宅へ移動入浴車で訪問し、入浴を介助するサービス。介護保険の居宅サービスのひとつです。
利用者の自宅を薬剤師が訪問し、薬剤の服用指導を行なったり、適切に保管しているかを確認することです。薬剤師が主治医の指示にもとづいて指導します。
利用者の自宅を理学療法士や作業療法士が訪問し、機能回復訓練を行なうことです。このサービスは、介護保険はもとより、医療保険の分野でも訪問リハビリテーションはあります。
給付を受ける被保険者から保険料を徴集し、それを原資に保険事業全体を運営する側のことです。介護保険においては市区町村が保険者になります。
成年後見制度の一種です。精神障害や認知症などで物事の判断ができない人のために、代理人を選任して法的な権限を与える制度です。
終末期のがん患者に対し心身のサポートを行うプログラム、または施設のことです。医師、看護師、カウンセラーなどがチームを組んで、ケアにあたります。
腎臓の尿生成機能の障害によって1日の尿量が300~500ml以下に減少した場合を乏尿という。通常、健常者の尿量は500 ~ 2,000mlである。この場合腎の濃縮力を最大にしても1日に必要な溶質の排泄が不可能となる。当然ながら老人のごとく濃縮力低下があるときにはこの尿量では不十分で、さらに多くの尿量を要する。さらに尿量が減少して、ついに腎臓からの尿分泌が完全に止まった状態を無尿といい、普通1日50~100ml以下の場合であるが乏尿の際とは異なり背景の病態像はより重篤となる。実際には急性腎不全の無尿期であることが多い。乏尿になる原因としては、腎炎など腎機能が低下することにより、尿の生成が減少するために尿量が減少、下痢、浮腫(むくみ)、発汗、腹(胸)水など血液中の水分量が減少、心不全などの心臓の機能が低下すると、腎臓への血流が低下し、腎臓での尿の生成が減少する。などがある。
トイレまで歩けない、用便が近くて間に合わない、トイレが狭くて介助が難しい、等のときに利用する。形状、便座の暖房、消毒等さまざまに工夫されたものが市販されている。利用時のみ室内に持ち込むのが普通。通常はいす(スツール)に使え、外観上トイレには見えない家具調のものもある。室内用の持ち運べる腰掛け便器。ポータブルトイレの選び方として、座位の安定性が良く、移乗動作もあまり問題のないときには、一体成形型でも良い。立ち座りが可能かどうか確認することが必要。立ち上がりが不安定な場合には、重量もあり、手すり等がしっかりした木製やベッドサイド型を選択する。移乗の際は、立位よりも横移乗のほうが良い。安定して行える場合には、アームレストが移動できるコモード、木製、ベッドサイド型を選択する。アームレストを倒し、立位移乗、座位移乗を行う際には、コモード型は不安定である。便座は機種によって形状が異なる。排泄姿勢が取れるかどうかの確認が必要等である。
保健師となるには、国家試験に合格し免許を受けなければならない。公的機関である保健所や市町村に勤務し、個人や集団に対して、健康保険増進の指導、疾病予防の指導、健康相談、健康教育など広く地域住民の公衆衛生に必要な保健指導を行う。その働く場所により地域の保健師、産業保健師、学校保健師などに大別される。厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者。保健師は名称独占の資格であるため、資格を持たないものが保健師であることを名乗ったり、紛らわしい名称を用いることはできない。しかし、業務独占資格ではないため、栄養士などが適切な保健指導を行った場合は法的な問題はない。
保健師資格を取得するためには、看護師国家試験に合格し、所定の保健師養成課程(6ヶ月以上)を終了し保健師国家試験に合格する必要がある。保健師の養成は、看護師の基礎教育修了者が入学し保健師の専門教育を受ける保健師学校と、保健師・看護師統合カリキュラムを採用して4年間で看護師と保健師の受験資格を同時に得るタイプがあり、後者の多くは看護大学であるが、一部には統合カリキュラムを採用する看護施門学校もある。保健師になるために合格しなければならない試験で、必要な知識、技能を問われる筆記試験で、毎年1回行われる。受験資格は、 ①文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の指定した学校において6月以上保健師になるのに必要な学科を修めた者②文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者③外国の保健師学校を卒業し、又は外国において保健師免許を得た者であって、厚生労働大臣が①又は②に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者、とされている。
ボランティア活動を支援するために社会福祉協議会に設置されている機関。制度や行政だけでは充足することができないきめ細かな福祉サービスの実現を図り、人間相互の関係に支えられた生活、住みやすい地域社会づくりをめざすボランティア活動の振興を図る機関。全国ボランティア振興センターをはじめ、各都道府県レベル、市町村レベルの社会福祉協議会、ボランティア団体等に設置されている。ボランティアセンターは、ボランティア活動の発掘と援助のための調査、研究、広報、連絡調整、福祉教育等の活動などを行っている。主な仕事は、都道府県・指定都市、市区町村社会福祉協議会ボランティア・市民活動センターへの支援。ボランティアコーディネーター、アドバイザー等の研修、普及。福祉教育推進のための調査研究・研修。関係省庁・関係機関との連携によるさまざまな事業等である。
動作には、効率的で安全、安楽な方法があり、それぞれの障害に応じた介助の動作にも同様のことがいえる。ボディメカニクスとは、人体に外部から重力や抵抗が与えられたとき、筋肉や骨、関節にどのような力が生じるかを分析する科学分野の一つである。ボディメカニクスを学ぶことによって、利用者に対してより安全で安楽な介助を提供できるとともに、介助者自身にかかる身体的負担(腰痛など)を軽減することができ、障害も防ぐことができるのである。基本的な生体力学において、介助時の条件としては、足を閉じたままではなく、左右の足を前後に出して、肩幅に開くと面積が広くなる、両足で囲まれたこの面積を基底面積と言いい、この面積が狭すぎると、腰や身体に大きな負担が掛るなどである。